ファミリーサポートセンター

両方会員　児玉　亜希子さん

　長男の託児依頼でファミリーサポートセンターに登録した際、いつかお預かりもできたらと「両方会員」になりました。預ける側としてもお世話になり、半年前からはお預かりも引き受けています。

　現在お預かりしているのは次男と同い年の男の子なので、お互いに刺激し合って言葉が増えたり食が進んだりという成長が見られ嬉しく思っています。夫が休みの時にはみんなで公園へ遊びに行ったりと家族ぐるみで過ごし、初めは人見知りでしたが今ではパパ、ママと呼んで慕ってくれるようになりました。お預かりするお子さんは我が子と同じように大切な存在です。自宅へ帰るとお母さんにその日の楽しかったことを話してくれているのだと聞き嬉しくなります。少しお母さんの助けになれたかなと思うと、よかったとやりがいを感じます。

　預ける親御さん側の不安は自分も経験しているからこそよくわかるので、より安心してもらえるように、そして何より来てくれるお子さんが楽しんで過ごせるように、関わるみんなが「よかった」「楽しかった」と感じられる時間になったらいいなと思っています。

依頼会員　髙木　志帆さん

　週５勤務の仕事を始めることになり子どもの預け先を探していた時、ファミリーサポートセンターのことを知って入会しました。初めてお願いする際は預かってくださるのはどんな方か、泣いて迷惑をかけてしまわないかと不安もありましたが、今では息子もすっかり慣れ、預かっていただける日が待ち遠しいようで行きたい！と言うほどです。

　朝が早い勤務なので仕事の日はもちろん、用事の際にも利用させてもらい、本当に助けられています。地域に子育てを手伝ってくれる方がいると思うと心強いです。これから初めて利用される方は不安もあるかと思いますが、預かってくださるのは優しい方々ばかりかと思うので、ひとりで頑張りすぎずにぜひ利用してみてもらいたいです。

提供会員 / 登別地区サブリーダー　木村　園美さん

　下の子どもが3歳となり少し育児に余裕が生まれた頃、仕事をすることは難しくても何か社会とつながるきっかけが欲しいと感じ、「提供会員」として登録しました。今日まで20年活動に携わる中で、私自身も成長と学びをいただいてきました。

　自宅で託児を始めた当初、まだ小さかった娘達も一生懸命に小さなお客さんのお世話をしました。その姿を見て娘の成長が感じられると同時に、自身の子育てを振り返って反省したり、お預かりするお子さんから癒しをいただいたりと、我が家全体にとって良い効果が多くありました。自宅に居ながら子育て世帯のお手伝いができ、折れそうなお母さんの心を支えることのできたケースもあったりと、嬉しさと達成感がありました。

　ファミサポの提供会員は皆さん一生懸命に講習会で託児について学び、何より子ども達に対する愛情で溢れています。同じ地域に暮らす住民同士の目線でお手伝いできるのが魅力であり、公的なサービスでは対応が難しい要望にも柔軟に応えることのできる立場でありたいと感じます。

　まだファミサポを利用したことがない親御さんの中には、自分の息抜きのため誰かに子どもを預かってもらうなんてと、後ろめたさを感じる方もいるかもしれません。でも、市内にはお子さんと関わることを日々の楽しみにしている提供会員も多くいます。預かるこちらも温かな気持ちをお裾分けしてもらえ、親御さんも短時間でもお子さんと離れリフレッシュができれば、また明るい気持ちで育児に向き合うことができる。それはお互いにとって幸せな活動だと思います。機会があればぜひ、安心してファミサポを利用していただけたら嬉しいです。