町内会が主体となり、高齢や障がいなどによって支援を必要とする方々への地域の見守り・支え合い活動です。また、登別市、登別市連合町内会、登別市民生委員児童委員協議会と連携し、災害時や緊急時を意識した平常時からの見守り・支え合い活動の全市展開を目指しています。
小地域ネットワーク活動の内容
①地域で支援を必要とする方々を把握するため、「きずなづくり台帳(福祉台帳)」及び「きずな安心キット(救急医療情報キット)」を配布します。
②「きずなづくり台帳」に記載された情報は、登別市が整備する避難行動要支援者名簿として、各町内会へ情報提供されます。
③町内会における福祉体制の組織化や地域住民に対する個別支援、地域住民が楽しくふれあうことができる交流事業、避難訓練などの自主防災の取り組みなど、町内会の実情にあわせ、様々な取り組みが展開しています。
小地域ネットワーク活動の効果
①各家庭にキットが設置されることで、急病などの緊急時に、迅速な対応を図ることができます。
②日頃からの見守り・支え合い活動の中で、各家庭に配布されたきずなづくり台帳の記載内容の更新・確認を行うことで、安否確認が行なえるとともに、日常生活の課題やニーズを聞き取ることができます。
③避難行動要支援者名簿を活用することにより、災害時や緊急時を意識した平常時からの見守り・支え合い体制が構築されます。
≪地域一丸となったたすけあいを≫
新生町望洋町内会 福祉部長 大島蓉子さん
父も母もお世話になった地域への恩返しとして、10数年前から町内会の福祉部長として活動しています。現在町内会の高齢化が約60%と非常に進んでいますが、「最も大切なのは福祉活動だ」との町内会の意向により、見守り活動やサロン活動などたすけあいの活動を他の部とも協力しながら進めています。
福祉部は各区から1名選出の計6名と、部長補佐として民生委員・児童委員が関わりながら活動しています。訪問での見守りは敷居も高く負担も多いため、道ですれ違う際の声かけや家の様子が少しおかしいなと思われる際の訪問など普段の生活の中でのさりげない見守り活動を重要視しています。また、福祉部を退任した後も貴重な地域の見守り役として、見守りの視点を持ち続けてもらいたいと伝えるようにしています。
互いに気に掛ける関係性を日頃からつくっておくことで、集まりにくい時であっても自然と見守りや連絡・相談をし合える地域になっていきます。そんな安心・安全に暮らせる地域(居場所)をこれからも一丸となりつくっていきたいです。
小地域ネットワーク活動の全市展開に向けて
本活動は、登別市、登別市連合町内会、登別市民生委員児童委員協議会と連携した活動であり、地域で支援を必要とする方々の安心・安全に寄与する活動です。全市展開に向けて、社協では、台帳とキットの無償配布を始め、個別の説明会の開催など、さまざまな支援を行っています。ぜひ、社協にお問合せ下さい!
【作業用】小地域販促チラシ